教員研修会(区教育会)
- 公開日
- 2026/02/04
- 更新日
- 2026/02/04
校長日記
〇令和8年2月4日(水)
本日、千代田区立小・中学校に勤務する全ての教職員が、麹町中学校に一堂に会し、研修会を実施しました。日々、学校現場で子供たちと向き合う私たち教職員が、校種を超えて学び合い、教育の在り方を改めて見つめ直す、意義深い一日となりました。講師として日本理化学工業株式会社 代表取締役社長をお迎えし、御講演をいただきました。同社は、全国の学校で使用されているチョークを製造し、日本一のシェアを誇る企業として広く知られております。私たちにとって身近な学習用具を通して、長年、教育を支えてこられた企業であります。一方で、日本理化学工業株式会社の歩みは、単なるものづくりにとどまるものではありません。同社では、社員の約74%が知的障がいのある方であり、一人一人の特性や力を生かしながら、共に働く職場づくりを進めてこられました。講演では、誰もが安心して力を発揮できる環境を整え、ユニバーサルデザインの考え方に基づいた社会づくりを実践しながら、インクルーシブな社会の実現を目指してきた積み重ねについて、実体験をもとに語ってくださいました。「人は支えられる存在であると同時に、誰もが社会を支える力をもっている」――その言葉には、長年の実践に裏打ちされた重みがあり、教職員一人一人の胸に深く響きました。子供たちの多様な個性に寄り添い、それぞれの可能性を伸ばしていく私たちの日々の授業や学校経営に、そのまま生かすことのできる学びであったと感じております。今回の研修の大きな意義の一つは、教育の分野に限らず、社会の第一線で実践を重ねてこられた方のお話から学ぶことができた点にあります。学校の外に広がる社会の中で、どのように人を大切にし、組織を育て、共に生きる社会を築いていくのか。その具体的な姿に触れることで、教育の果たす役割を、より広い視野で捉え直す機会となりました。番町小学校では、「自分大すき 友達大すき 学校大すき 地域大すき」という教育目標のもと、互いの違いを認め合い、共に育ち合う学校づくりを進めています。今回の学びを糧に、教職員一同、これまで以上に一人一人の子供に丁寧に向き合い、誰もが安心して成長できる学校づくりに努めてまいります。