園のようす

保護者向け講演会を行いました

公開日
2024/11/20
更新日
2024/11/20

園のようす〈令和6年度〉

 千代田区男女共同参画センターMIWの方のご協力の下、保護者向け講演会を11月19日(火)に実施しました。
 講演会の内容は、保護者の方の関心のある内容をアンケートで聞き取った結果から決め、「子どもの自己肯定感を高めるために 親ができること」を演題としました。
 講師として、一般社団法人ママリングス代表理事の落合香代子氏をお招きし、ポジティブ・ディシプリン(日本語訳は前向き・肯定的なしつけ)の療育プログラムについて、ご自身の子育ての経験も踏まえてお話いただきました。このプログラムは、大人も子どもも平等であるという考えの下につくられたものです。そして、養育者が子どもにより良い関わり方を見出すための「考え方」であるポジティブ・ディシプリンモデルが示されています。「親は、我が子に“こんな子に育ってほしいな”という思いを抱いていますが、それを言葉にして長期的な目標を決めてみることが大切です。」というお話がありました。そのことは、「優しく育ってほしい」と思ったら、「優しくする」とはどういうことなのかを大人がモデルで示さないと子どもにそのことが育たないというように、親が目標の姿をどのように子どもに示すとよいかを意識することがまずは大切なのだと感じました。
 また、子どもの発達段階に合わない要求をしても無理なので、発達段階に合う内容や方法でルールや知識・情報等の「枠組みを示すこと」、それを「温かさをもって伝えること」について、さらに、子どもと親自身の気質を知るワークを通して互いの気質を理解した上での関わり方についての話がありました。
 講演のまとめとして、保護者が自分を大事にして元気に笑顔で過ごすこと、自分を助けてくれる人が周りにはたくさんいると周囲とのつながりを感じることが、保護者の自己肯定感を高め、それが子どもの自己肯定感を高めることにつながるだろう、とありました。
 1時間の講演会中、参加した方は熱心に講演を聴いていました。本園の保護者の方で、講演会の資料をご希望の方は、職員室にお声がけください。