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東京2025世界陸上の観戦(6年生)

公開日
2025/09/13
更新日
2025/09/13

校長日記

〇令和7年9月13日(土)

 6年生は、東京2025世界陸上競技選手権大会の観戦のため、国立競技場へと足を運びました。荘厳な雰囲気に包まれた競技場は、世界の精鋭たちが集い、己の限界に挑む場であり、児童たちにとっては、教室では得難い学びの場となりました。競技場に到着して間もなく、男子35km競歩の金メダリストがゴールへと歩みを進める瞬間に立ち会うことができました。選手の一歩一歩に込められた執念と誇り、そしてゴールの瞬間に沸き起こる歓声と拍手――その全てが、児童の心に深く刻まれました。続いて、女子35km競歩の金メダルゴール、女子円盤投予選、男子砲丸投予選、男子100m予選、混合4×400mリレー予選と、次々に繰り広げられる競技の数々。円盤が空を切り、遥か遠くへと飛翔する瞬間には、児童たちから驚きと感嘆の声が上がり、混合リレーでは、選手が他の選手を抜き去る瞬間に大きな声援と拍手を送っていました。児童たちは、競技の迫力と緊張感を全身で感じながら、観戦の楽しさを存分に味わっていました。体育授業において「する」「知る」「みる」「支える」という多面的なスポーツの学びを大切にしています。今回の観戦は、「みる」ことの意義を実感する貴重な機会となりました。世界の舞台で繰り広げられる競技を目の当たりにすることで、児童たちは、努力の尊さ、挑戦する勇気、そして世界とつながる感覚を体感しました。東京という地で世界陸上が開催されるという稀有な機会に、児童たちがその瞬間に立ち会えたことは、かけがえのない経験であり、今後の学びや人生において、確かな糧となることを期待しています。