単元を通した振り返りの充実(ICTの活用)
- 公開日
- 2025/09/17
- 更新日
- 2025/09/19
校長日記
○令和7年9月17日(水)
本校では、子供たちの学びをより確かなものとするために、授業を単元や題材といった内容のまとまりとして捉え、1単位時間ごとの授業を有機的につなぎながら展開しています。こうした授業構成により、単元の目標に向かって、子供たちが主体的に学びを積み重ねていくことが可能となっています。特に、1単位時間の終末に設ける「振り返り」の時間を充実させることで、次の授業への導入が自然な流れとなり、授業ごとの切れ目を感じさせない連続性のある学びが実現しています。この振り返りの場面において、ICTの活用が極めて重要な役割を果たしています。子供たちは、授業のめあてに対して自らの達成度を自己評価し、学年に応じて言葉でも振り返りを行います。ICTの利点は、個々の振り返りを学級全体で共有できる点にあります。これまでのように、隣の席の友達やグループ内での交流に限られていた学びが、ICTを通じて学級全体の考えに触れる機会へと広がりました。その結果、友達の考えのよさに気付き、互いに学び合う姿が多く見られるようになりました。また、導入の時間が簡潔になったことで、子供たちが自分の考えを深めたり、友達と話し合いながら課題を解決する時間を十分に確保できるようになりました。これは、子供たちの思考力や表現力を育む上で、大きな意義を持つものです。本校は、国のICT関連指定校として、これからも子供たち一人一人のよさを伸ばす教育の実現に向けて、今後も授業改善に努めてまいります。