幼稚園のようす

番町幼稚園一学期アルバム📚④(さくら組編)

公開日
2026/08/06
更新日
2026/08/06

お知らせ

7月のとある日、園庭に思わず近寄ってみたくなる魅力的な装置が登場しました。その名も「色水マシーン」です。


といっても、既製の装置ではなく、パーテーションに透明なチューブが張られ、その上部にはじょうごで水が入れやすいようになっている、身近なもので作られた手製のマシーンです。


4歳児さくら組の教師が、この時期に、子どもたちがより、水を使って自分なり試行錯誤したり、発見を楽しんだり、それらを友達と共有したりして、より「探究」を楽しんでほしいと開発したマシーンです。


近くには、食紅で作った色水が設定されていました。透明チューブの中を通る際に見えやすいよう、いつもより濃く作られています。そして、チューブを通り、たまった先で混色も楽しめるよう、2色の色水が置いてあります。


すると、子どもたちは、思い思いに、チューブの上から色水を流し、チューブを通る様子を見たり、チューブの下に容器を置いて、出てきた色水をためたりし、その装置に自分なりに関わり試すことを楽しみます。


チューブの向きや、入れる際の水の量によって流れ方が変わるのですが、ある子はその違いを、色によって流れ方が違うのではないか?と考えました。その考えのもと、何度も何度も、色を変えたり、見る角度を変えたりして検証します。


また、ある子は、より水を入れやすいように、近くにあった台を友達と協力して持ってきて、さらに試します。


こんなふうに、子どもたちの試しや考え、「やってみよう!」を引き出す仕掛けが環境の構成でもあります。そして、そこに大切な要素の一つは、「こうやったらどうかな?」「この材料が使えるかも知れない」「あの子がこんな風に関わるかな」と子どもたちの今の姿や興味関心を思い浮かべたり、「こんな経験をしてほしい」と願いをもったりしながら、教師も楽しみながら環境の構成をすることだと考えています。


このマシーンを作った教師は、この日の記録に、一人一人の子どもたちの関りや姿を書き、「明日はこんな材料も用意してみよう」「近い方が見やすいからチューブを短くすることも考えたが、流れを見るには長い方が面白い。明日はもう少しこのままで様子見」と、今日の振り返りと共に翌日の環境構成についても作戦を書いていました。


子どもたちの「やってみよう!」や「探究」には、物的環境がそこにあることと、加えて、教師の「わくわく」があることも、大切な環境のひとつだと言えます。